アクセシビリティ機能を有効化アクセシビリティ機能を有効化

HUTCHMED社が国際共同第3相試験FRESCO-2 試験の日本人コホート解析結果を2023年日本臨床腫瘍学会(JSMO)にて発表

2023年3月23日
- FRESCO-2試験におけるフルキンチニブ投与により、試験集団全体と日本人患者は一貫した結果をもたらすことを示す
- フルキンチニブは、日本人の治療抵抗性・転移性大腸がんにおける死亡リスクを58%減少(HR0.42)
- 本結果は、2023年中の米国、欧州、日本での製造販売承認申請をサポートすることが期待される


当社は、このたび、2023年日本臨床腫瘍学会(JSMO:Japanese Society of Medical Oncology)年次総会において、HUTCHMED(China)Limited(以下、 HUTCHMED社)がVEGFR1/2/3 に高い選択性を有する経口チロシンキナーゼ阻害薬フルキンチニブの国際共同第3相試験FRESCO-2試験における日本人コホートを対象とした解析結果を発表したことをお知らせします。 今回の成績は、既に発表されているFRESCO-2試験結果と一貫性のある結果でした。

FRESCO-2試験は、米国、欧州、日本およびオーストラリアで実施された国際共同第3相試験で、治療抵抗性の転移性大腸がん(以下、mCRC)患者を対象に、フルキンチニブ+最善の支持療法(以下、BSC)群とプラセボ+BSC群を比較検討したものです。2022年9月の欧州臨床腫瘍学会において、FRESCO-2試験における主要評価項目であるmCRC患者のOSの改善を達成したこと、ならびに安全性において概ね良好な忍容性を示した結果が発表されました。本試験には合計691名の患者さんが登録され、そのうち56名(8%)が日本から参加しています。

詳細については、HUTCHMED社のサイト(リンク)をご覧下さい。

当社は、2023年1月、HUTCHMED(China)Limitedおよびその子会社であるHUTCHMED Limitedと、全世界(中国本土、香港およびマカオを除く)を対象としたフルキンチニブの開発および商業化に関する独占的ライセンス契約を締結(リンク)したことを発表しました。

以上