シャイアー・ジャパンの医療機器プログラム「マイPKフィット®」が「アドベイト®静注用」に加えて 「アディノベイト®静注用」でも使用開始

2019年1月30日

−       PKに基づいた個別化治療を促進
−       患者さん向けモバイルアプリ『マイPKフィット®アプリ』も付属機能として追加

武田薬品工業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:クリストフ・ウェバー)は、グループ会社のシャイアー・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:グレン・スノハラ)が提供する医療機器プログラム「マイPKフィット®」(一般名 : ハイリスク薬物動態解析プログラム、以下「マイPKフィット」)について、2019年1月30日より「アドベイト®静注用」(一般名:ルリオクトコグ アルファ(遺伝子組換え)、以下「アドベイト静注用」)に加えて「アディノベイト®静注用」(一般名:ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)、以下「アディノベイト静注用」)でも使用可能になったことをお知らせします。また、同日から、患者さん向けモバイルアプリも付属機能として追加されました。

従来、血液凝固第VIII因子製剤の薬物動態(PK)のパラメータを算出するために11回程度の採血が必要でしたが3、マイPKフィットは、最低2回の採血で、患者さん一人ひとりに最適なPKに基づいた個別化治療を実現するために開発された、ウェブベースの医療機器プログラム(ソフトウェア)です1,2

アディノベイト静注用は、世界でも日本国内においても10年以上の実績を持ち最も多く使用されているアドベイト静注用を基に改良した半減期延長型製剤で、従来の週3~4回の投与に対して週2回の投与で出血を予防します。

マイPKフィットがアドベイト静注用を処方されている患者さんに加え、半減期の面で有利なアディノベイト静注用の患者さんでも使用可能になり、両製品のいずれかを処方されている患者さんに対してPKに基づいた個別化治療が可能になりました。

また、患者さん向けモバイルアプリを使用することによりマイPKフィットで作成されたPKプロファイルの情報を基に、患者さんが治療中の自身の現在および将来の推定第VIII因子活性値を視覚的にいつでも、どこでも確認することが可能になります。

日本では約5,000人の血友病A患者さんがいると報告されています4。血友病においては、関節内出血による関節症5や頭蓋内出血による重篤なダメージ6につながることがあることから、1回の出血が患者さんに与える影響が大きいと言われています。近年の血友病治療においては、定期補充療法を実施し、「出血ゼロ」を目指す治療の達成が新たなテーマとなっています7

マイPKフィットは、患者さん個々のPKに基づいた個別化治療を通じて、最適な定期補充療法の実現をサポートします。

<マイPKフィット®概要>

販売名

マイPKフィット

一般的名称

ハイリスク薬物動態解析プログラム

使用目的

血友病A 患者さんの情報及び採血データをもとに、血液凝固第VIII 因子製剤アドベイトについての患者さん個人の薬物動態プロファイルを作成し、投与レジメンのシミュレーションを行うプログラムです。医師が適切な投与量と投与間隔を決定する際に参考として用います。医学的判断は行いません。

概要

本製品は、サーバにインストールされているプログラムです。ウェブブラウザを用いて、インターネット接続にて利用します。

 
<マイPKフィット®モバイルアプリについて>
医師により行われたPKの測定結果および投与レジメンのシミュレーション結果をPDFファイルに印刷されるQRコードを読み込むことにより「マイPKフィット®アプリ」にシミュレーション結果が反映され、患者さんがいつでも、どこでも推定される現在および将来の第VIII因子活性値を簡単に確認できます。

<注意事項>
本リリースに記載されている医薬品の情報は、武田薬品の経営情報の開示を目的とするものであり、それぞれが開発中のものを含むいかなる医薬品の宣伝、広告を目的とするものではありません。

関連サイト
血友病患者さんのための治療・お役立ち情報サイト「ヘモフィリア・ステーション」
http://www.hemophilia-st.jp/


参考文献

  1. マイPKフィットユーザーマニュアル;シャイアー・ジャパン株式会社 2018
  2.  Björkman S. Limited blood sampling for pharmacokinetic dose tailoring of FVIII in the prophylactic treatment of haemophilia A. Haemophilia.2010; 16(4):597-605.
  3. European Medicines Agency. Science Medicines Health. Guideline on the clinical investigation of recombinant and human plasma-derived factor VIII products. http://www.ema.europa.eu/docs/en_GB/document_library/Scientific_guideline/2011/08/WC500109692.pdf. Accessed on January 16, 2019
  4. 平成29年度(2017年度)血液凝固異常症全国調査報告書 厚生労働省委託事業 公益財団法人エイズ予防財団発行
  5. Valentino LA. Blood-induced joint disease: the pathophysiology of hemophilic arthropathy. J Thromb Haemost. 2010;8:1895-902.
  6. Srivastava A, Brewer AK, Mauser-Bunschoten EP, et al. Guidelines for the management of hemophilia. Haemophilia. 2013;19(1):e1-47.
  7. Skinner MW. WFH: closing the global gap - achieving optimal care. Haemophilia. 2012; 18(Suppl 4):1-12. 


<武田薬品について>
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品のミッションは、優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献することです。研究開発においては、オンコロジー(がん)、消化器系疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)および希少疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80の国および地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。

<シャイアー・ジャパン株式会社について>
シャイアー・ジャパン株式会社は、希少疾患および特殊疾患の治療薬の開発・販売のほか、それら疾患の認知向上に力を入れています。
2019年1月8日より、シャイアーは、武田薬品工業のグループとなり、現在、実務的な統合を進めています。
詳細については、https://www.shire.co.jp/をご覧ください。

以上