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光工場陸上部、ニューイヤー駅伝を駆け抜ける

~医薬品製造に携わる誇りと支えてくれる人への感謝を胸に~

 

2021年1月20日

光工場陸上部は2022年1月1日(土・祝)に群馬県にて行われました「ニューイヤー駅伝 第66回全国実業団駅伝2022」(主催:一般社団法人 日本実業団陸上競技連合)に中国地区代表として出場し、完走することができました。皆様の温かいご声援ありがとうございました。

左から1区担当キャプテンの廣瀬岳、2区仲山大輝、3区浅野有紀、4区橋本雅史、5区木邑駿、6区小林親平、7区選手兼監督の松藤仁、サポート鶴田康作

山口県の東南部、瀬戸内海を望む場所に位置する光工場は、タケダの最新の技術と知識が集積されたグローバル製造拠点です。ここにはフルタイムで医薬品やワクチンの製造に携わりながら、駅伝・マラソン選手として活躍する陸上部員たちが存在します。ここでは彼らの日々の奮闘と想いを紹介します。

 

少数精鋭、全員フルタイム勤務の陸上部

光工場の陸上部は、大学時代に箱根駅伝を走った者や全日本実業団陸上Jr.1500mで優勝経験のあるメンバーなど、力のある選手で構成される全8名の少数精鋭の体制です。彼らにとって毎年元旦に行われるニューイヤー駅伝は憧れの舞台であり、常に目標としている大会だ。しかし、全国各地の予選を勝ち抜いて出場37チームに選出されるのは簡単なことではありません。加えて、7名の走者がいないと出場すら困難となります。実際、20年度は人数不足で出場が叶いませんでした。このため、今回中国地区予選を勝ち抜いてニューイヤー駅伝への参加資格を得たのは、6年ぶり3回目の快挙でした。選手兼監督としてチームをまとめ上げたのは、タケダ勤続10年を迎える松藤です。

陸上部メンバーの所属は光工場の複数の部門にまたがっています。ワクチンや医薬品の原薬製造や製剤の包装、検査など、役割により勤務時間も違うため、8人全員がそろって練習できるのは月に1度か2度程度だといいます。ワークスタイルにあわせて各自練習を積み、走力の維持・向上につとめる日々とのこと。練習には近くの光高校のトラックや、周南市にある徳山大学のトラックを借りています。

「私たち陸上部の活動は会社や家族だけでなく、地元の人々にも支えられています。光高校の皆さんや徳山大学の陸上部のコーチが快く受け入れてくれ、練習をサポートしてくれています。ニューイヤー駅伝の出場が決まったときは、光市の市長さんからも温かい激励をいただきました。私たちはタケダだけでなく、地元、そして山口県を代表して大会に参加させてもらえたのだ、と強く感じます」と松藤は語ります。

徳山大学トラックでの練習風景

 

 

コロナ禍でもモチベーションを維持

日々練習を欠かさず、さまざまな大会に参加しながら走力と勝負勘を磨く陸上部メンバーだが、2020年3月からはコロナの影響で競技会に出場できず、個人の記録をつくることができない厳しい時期がありました。競技の場がない中で、モチベーションを維持することが難しい側面もありましたが、松藤はマインドを変えて、質よりも量を意識して走りこんだといいます。出勤前の朝練習として10㎞前後走り、まずは自分が率先して練習しコンディションを保つことでメンバーにも気持ちを強く持ってもらおうと考えました。 

「コロナ禍で競技が思うようにできない時期もありましたが、ニューイヤー駅伝に出場したい、そのためにやるんだ、という強い想いから、モチベーションを高く保つことができました。チームメンバーと支えあいながら予選を勝ち抜き、元旦の全国大会での完走に繋がりました。家族や同僚をはじめ、支えて応援してくれた全ての人々に感謝の気持ちしかありません」

光市長への表敬訪問(2021年12月)

 

 

緊張の中迎えた大会当日 結果には悔しさも

所属8名のうち、大会に出走できるのは7名。補欠にまわった1名もチームとして共に群馬入りし、参加選手を支えました。6年前に参加したメンバーで今回も走ったのは4区の橋本と7区の松藤の2名です。テレビ中継でタケダの第一走者として紹介されていた1区担当のキャプテン廣瀬はじめ、初出場のメンバーには緊張も見られました。

「廣瀬はチームのキャプテンに就任してから4年ほど。明るい人柄でチームを引っ張ってくれています。大会当日は多少緊張してはいたものの、第一走者としてテレビに映ったときも笑顔でチームを代表してくれ、とても頼もしい存在です。2区担当の仲山、3区の浅野、4区の橋本、5区の木邑、6区の小林、サポートをしてくれた控えの鶴田やマネージャーたち、全員で成し遂げた完走です」と、松藤はチームメンバーへの想いを語ります。

「もちろん、37位という順位には満足していません。本来の力を出し切れず厳しい流れとなり、悔しい思いもあります。全員がフルタイムで仕事をしながら競技していることは私たちの特色ですし誇りでもありますが、単に仕事と競技を両立するだけでなく、試合で結果を出してこそ、両立はすごいと言えると思っています。近い将来、結果を出せるようにリベンジしたいです」と、決意の言葉を加えました。

2022年のニューイヤー駅伝を走り終えたばかりです、松藤はじめチーム全員はすでにこの先を見据えています。この1月には新メンバーも加入し、部の拡充を図っているところです。光工場陸上部のさらなる活躍が期待されます。

1区を任されたキャプテン廣瀬

ニューイヤー駅伝2022でゴールする7区松藤

 

 


【プロフィール】

松藤仁

武田薬品工業 光工場陸上部 選手兼監督

2013年入社後陸上部に所属。怪我で思うように走れない時期を経て競技へ復帰を果たし、2018年12月から陸上部長、2020年4月からは選手兼監督として部をまとめる。積極的に陸上界でネットワークを築き、部の拡充を図っている。